先日コンプレッサーAK-HL1250Eを購入して頂いた大工さんに
「ボタンが色々あるけど、どういう意味だ？」
と聞かれ、一つづつ納得するまで説明。
「実はこの機種には4つのモードがあります。
一番右側が一番パワーの出るネダレスモード。
その次は通常の高圧モードで、さらにその次は、高圧をあまりたくさん使わないモード。
一番左は高圧は使わずに、常圧専用のモードになっております。」
と説明しました。
それぞれが作業に見合ったモードであることは確かなんですが、これを忠実に従うと何が良いのか？
騒音対策でも、消費電力の問題でもありません。
これはモーターの回転時間を必要最低限に抑える方法なんです。
高圧のコンプレッサーの寿命は以前も触れましたが、累計運転時間にあります。
今回のAK-HL1250Eの寿命は1000時間と言われておりますが、その限られた時間を有効に使うためにも、少しでも圧力を上げないことがカギになります。
コンプレッサーは7気圧で組んでいる時の速さ「10」とすると25気圧で「5」40気圧で「3」くらいと言われます。
ですから、必要以上に圧力を上げないことが長持ちさせるコツになります。
その他、エアをたくさん使うことは出来るだけ避けるべきでしょう。
たとえば、エアドライバは使わず、100Vインパクトを使う。
あるいは、エアダスタを使わずに、ブロアを使うなどの工夫は有効でしょう。
以前、コメントで「作業後、エアは水を抜く程度しか抜かない。」と、言ったお話がございましたが、
大変、理にかなっていると思います。
それではまた。
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