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松井鉄工所のお話 その2

スライドソーはこんな加工ができます。

マルノコ本体はマキタの8型マルノコを使って他の部品は手作りで組み立てているようなつくりで、
見た目には大きくはありませんが、重量が27kg。女性一人では決して運べるようなものではございません。
チップソーを横摺りする突拍子もない発想ですが、この刃はチップソーに似ていますが、チップソーではなく
名前はカッターの部類に入りますので、安全面がそれほど厳しくありません。

このカッターの刃先は横摺りで削りやすいように刃先が斜めになっており、
全部斜めにすると底が平らに削れないため刃先を5本に1本水平に研磨してあります。

チップも板厚が9mmまで加工できる3分用と15mmまで加工できる5分用の2種類がございます。
横のレール部分は板反りに合わせて、カーブに溝が切ってありますが、実際に使われている方には
「カーブが少ない!」
と、不満が多く、対処法として板の半分だけ削る措置で対応している方が多いようです。


こんな機械でしたが、価格が当時の定価で20万くらいするために、鎧加工の多い伊勢では、そこそこ売れていたようですが、
他の地区ではそれほど売れず、もっと汎用性のある商品を模索することになりました。


そこで、また地元の大工さんに相談し
「鎧加工の他にもっとこんな機械があったら?って言うものないですか?」
「それだったら、格天の加工が出来る機械はどうだ?」
と、言うことで発売されたのが、”ラジアルカッター”(現在はラジアル21にモデルチェンジしております。)

http://www.matsui-j.co.jp/products/powertool/radial21.html

さらに続く
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