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直角二面カンナの送材ベルト交換 その1

昨日は展示会の業務に追われなくなったので、遅くなっていた木工機械の修理に行くことに。
欲をかいて、午前中に配達しながら2件の修理を目指します。
まず1件目は今は無き太洋製作所のHA500と言うベルト送材式の直角二面カンナの送材ベルト交換です。

実はこの修理2ヶ月近く前に依頼されており、先月送材ベルトが入荷したので、交換しようとしたら幅が違っていまして
ベルトを作り直したものです。
最初に依頼された時は電話で
「直角二面のベルトから変な白いものが出てきて止まっちゃった。」
実は、この送材ベルトには”リム”と言ってベルトが左右にずれないようにVベルト形状のものが裏に付いており
それが剥がれたためのトラブルでした。
とりあえず、リムを取り外し、リムなしで使えるように設定し、新品の部品の製作待ちになっていましたが、
幅が違い、今回の出直し修理となりました。
まず、このベルトを外すためにベルト両端のシートを剥がします。
本来は速乾ボンドで付けてあるのですが、片側がウレタンボンドで付け直していたため、

親方と一緒に鑿やヘラで削ぎ落とします。
次に送材下の定盤を外して抜き取ります。
さらに送りローラーを抜きます。
これで古いベルトが外れます。

今度は順を逆にして新品の送材ベルトを入れて、送りローラーを挿入

さらに定盤も挿入

後は、残りの部品を取り付けて送材ベルトを張れば、出来上がりのだったはずなんですが・・・。
続く
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