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釘打機の基本原理

昨日、知恵袋で釘打機の原理について、質問がありましたので、それを本日の記事とさせていただきます。
釘打機の基本原理はいつからあったものか定かではございませんが、
私がこの業界に入るよりももっと前から変わっていません。
言い訳になりますが、急遽書いた絵のため、かなりテキトウな絵になっていますが、ご容赦願います。

これは一般の釘打機の場合です。
1.待機時
釘を打つメインピストンは上で待機しています。
トリガバルブの穴が抜けているためヘッドバルブ上にエアが入っており、メインシリンダに蓋をしています。


2.打ち込み時
トリガを引くと、トリガバルブが空気穴をふさぐため、ヘッドバルブ上の圧力がなくなり、
ヘッドバルブ下にも圧力が少し掛かっているため、ヘッドバルブが上がりシリンダに大量のエアが入り
メインピストンが釘を打ち込みます。
その時フィーダーにもエアが入るため(釘を送るピストン)がバックします。
(尚、フィーダーの奥のスプリングは押し縮められます。)
しかし、釘がバックしないように逆止爪があるため、釘はバックしません。


3.リターン時
トリガバルブを戻すと再びヘッドバルブ上に圧力が掛かるため、メインシリンダをふさぎます。
ピストン上のエアはヘッドバルブ中央に隙間が開くため、そこからエアが排気されます。
ピストンの下にエアが残っているため、その圧力でメインピストンが戻ります。
フィーダーのエアも排気されますが、フィーダーの奥に縮められたスプリングが戻ることにより釘が送られます。

以上、ご参考に!
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