PVアクセスランキング にほんブログ村

電子アンローダー

建築関連の方には聞き慣れない言葉だと思います。
メーカーによって表記が違うようですが、これはコンプレッサーの再起動方式の一種になります。
どんな制御かと申しますと、使い方の少ない時は普通に満タンでモーターで停止する圧力スイッチ式で、
使い方が激しいと満タンで停止させるとモーターが冷却できない上に、再起動時モーター大きな負担が掛かるのを解消するため
昔のコンプレッサーのように満タンで空回転させ、モーターを冷却させ、再起動も回っているモーターから汲み出すので、
モーターの負担も軽くなります。
また、この方式は全自動で行なわれるため、使用者は仕事の内容が変わっても、いちいち設定する必要がありません。
参考アドレス:http://www.anest-iwata.co.jp/compressor/tech/3-3.html
(一番下の「(4)マニュアルデュアル制御」を参照して下さい)
建築用もこの方式を採用することは簡単ですが、まだどのメーカーも発売しておりません。
それよりもこの方式の応用で、MAXの1250シリーズのように停止および再起動圧力の設定を手動で行なうのではなく、
電子アンローダーの応用で使用頻度の高いときは、圧力を上げ、仕様頻度の低い時は圧力を下げると、
使用者は何もしなくても、必要に応じた気圧設定になるため、騒音と本体の高寿命に繋がると思います。


例:
ネダレス打ちのような汲みっ放しの時=モーターを止めない
高圧ビス打ち程度の早さが必要な時=満タン44気圧で再起動35気圧
高圧のフィニッシュを使う程度の時=満タン30気圧で再起動25気圧
これらは満タンから5気圧下がるまでの時間で判断できますので、自動制御が可能です。
常圧モードに関しては自動で判断することが難しいので手動切替をつけるべきでしょう。


各メーカーさんには次世代の建築用の高圧コンプレッサーに期待をしています。
3467716