またまた遠方からの修理依頼。
今回は日立産機のPA2000VH。
発売当時はお勧め商品であったが、それは10年近く前の話。
現在は高圧の使用頻度も上がり耐久性に難がある。
他社は進化したが産機は旧日立工機の嫌がらせによって拡販ができず
建築用のコンプレッサーには手が回らないようである。
今回の依頼内容は電源を入れると普通に汲みあがるが
再起動の時に回転異常を起こすとのこと。
一番怪しい部分が高圧の空気弁。
チェックする方法は簡単。
満タンの時にエアがタンクからポンプに逆流するので
モーターが重くなります。
実際に満タン時電源を抜いて手で回すと明らかに重い。悪い部分はここ。
これが高圧側のシリンダヘッド。
この下の鉄板部分に弁がある。
今回は吐出弁の不良であるので新品に交換する。
点検するときにカーボン製のパッキンも破れるので
空気弁の付属に付いてきます。
交換後、試運転すると今度は異常なく再起動しました。