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良い子はマネをしないでね(ミゾキリ編)

先日、h168からマルノコにカッターの刃が付くか?との問い合わせがございました。
今から30年くらい前のマキタのマルノコにはカッター用のフランジが付属されていました。
そのフランジと言うのは現在のマルノコの刃が取り付く内側フランジの鋸刃内径にはまる部分の突起のないものでした。
マルノコのシャフトは外径が15mmのため、カッター刃の同径になります。
そのため、このカッターフランジを付ければ基本的には3mmのカッター刃が付きます。
無理をすれば、9mmくらいが付いたかもしれませんが、詳細は実験しないと分かりません。
今回は日立のマルノコに15mmまで使えるアジャストカッターを付けてみます。

今回はこのアジャストカッターに日立の旧タイプのマルノコC7Bの内フランジの内側に入っているデスタントピースを使います。

最初にデスタントピースを図のように入れます。

次にアジャストカッターを入れます。すると、カッターツラよりも僅かにしかシャフトが出ないため通常のフランジが使えません。
そこでこれを使います。

その後に通常のボルトで締めれば固定できます。
刃口部分を確認します。

アジャストカッターの振れ幅が12mmでギリギリ当たりませんが、それ以上にすると安全カバーのゴムストッパーに当たります。
安全カバーには当たりませんが、ゴムストッパーを外すと安全カバーが使えないので、外したほうが良いでしょう。
ちなみにこの状態の場合、カッターが付いておりますので、法的にはマルノコではなく、ミゾキリ機になります。
ミゾキリ機は安全カバーの義務がございません。
ですが、決してマルノコよりも安全だからと言うわけではありません。
そもそも安全基準と言うのは使用者の人体を守るためでもありますが、
法で規制することにより、自治体や国に責任転嫁されることを回避する意味でもあります。
ミゾキリの事故は、使用量が少ないため、発生事例が少なく、法規制に至っておりません。


でも、それ以前に今回の実験は使えるかどうか?ではなく、取り付くかどうか?と言うお話になります。
くどいようですが、
くれぐれも良い子はマネをしないでね!
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