久しぶりに建前カケヤの修理品がきました。
本来は修理をしてはいけないんですが、メーカーに出すと錘以外をすべて交換するため、購入価格の2/3くらい掛かってしまいます。
最近はプレカットやピン工法のせいで、建前カケヤを酷使しなくなったので修理がめっきり減った。
建前カケヤの売れ初めのころはあまり故障が多いので住友林業の代理店の監督さんが他の販売店で買っているのに怒り口調で
「建前カケヤは何軒ぐらい使えるの？」
って、電話がありましたので、
「よく持って５軒、早いと２軒。」
と言ったら、予想もしていない回答だったようで、すぐに電話を切られました。
とりあえず今回の状況
今回は上の部分が折れていました。
バラすとこんな風です。
折れた部分を詰めるだけですので、先端を補修して8mmのピン穴を開けます。
結構硬いパイプなので鉄工ドリルをきちんと研いで、さらにシンニングを入れて芯厚を薄くして軽く開けられるようにします。
そのまま反対側まで開けると、絶対に位置が合いませんので、片方開けたらズレ止めのピンを入れて、反対から開けます。
これで元通りに納めていきます。
問題が起きないようにゴムを被せて
さらにもう一つゴムを被せて、これで安心です。
これで完成です。45mmほど短くなりましたが、ほとんど大勢に影響がないものと思われます。
それではまた。
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