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プラスネジについて その1

知恵袋を見ていると
「どうして+(プラス)ネジなのか?マイナスの方が滑りにくいのに。」
なんて書き込みがある。
プロの方なら意味が分かると思いますが、素人さんがマイナスを好むのは滑りにくいと思っているからである。
プロの方なら
「プラスでないと芯が決まらないから使いにくい。」
と言われそうですが、+ネジには色々な意味が含まれています。

基本的にプラスネジはネジの太さによって番手が決まっています。
3mm未満はNo.1
3mmからNo.2
6mmからNo.3になります。
もちろんこの上も下もありますが、一般的には、この3種類がメインになります。
ちなみに違いは角度ではありません。
先端面の大きさと4枚ある羽根の厚みの違いになります。
羽根は若干テーパーになっていますので、裏技としてNo.3ビットがないときに
No.2の磨耗したビットの先端を1mmほど削り落とすと、ほぼNo,3ビットに近い形状になるため
この方法で代用できます。

羽根の厚みがテーパーになっているためドライバーが入れやすくなっていますが
その反面外れやすくなります。
素人さんが外れると言われるのはそのためです。
プラスネジが外れないように回す力を強くする場合は
その分外れないように押さえつける力も強くしなければいけません。
先端面の大きさは太いネジほど面を大きくしないとドライバー先端が磨耗したり破損したりしないようにしています。
プラスネジには外れ止めのために羽根がテーパーではなく均一の厚みになったものがあります。
確かに外れにくくなりますが、入れにくく、抜きにくくドライバーが折れやすく、
またトライバー先端が折れた時に破片がほとんど+穴から外れないなど
デメリットが多すぎるため、現実的ではないようです。
続く
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