年配の大工さんがよく
「細いビットくれ。」
このようなノーヒントの命令形の依頼が多いので怒られることは覚悟うえでいくつも質問します。
「普通の+ビットでそれよりも細い+ビットのことですか?」(#2ではなく#1)
と現物を見せるが現物を見せると
「もっと細くないか?」(先端形状で判断せずプラスの外側で判断か?)
「この下だと時計かメガネに使うネジ(#0)ですからインパクトで回したら速攻逝かれますよ。」
「でも、こんなに太くない。」(あくまでも”+”形状ではなく外側しか見ていないようである)
四角ビットなら外側の太さで判断してよいが
+ビットの場合は六角軸候ならすべて同じ。
細軸にしても同じ。
違うのはネジ穴の形状の合わせ方だけ。
ちなみに、簡単な確認方法として
使うネジ山の直径が3mm未満なら#1以下
3mm以上6mm未満なら#2
6mm以上なら#3以上
大工さんの仕事なら#0や#4に巡り合うことは、まずないですからこれだけ覚えれば大丈夫だと思います。
ただし、稀に例外がありますので、ご了承願います。
それと、もう一つ簡単な見分け方として+の一番先端の面の大きさ。
#1と#2と#3では、一目見ただけで分かるほど大きさが極端に違います。
亡き父は、いつもお客様に
「#1と#2と#3は角度が違う。」
と言っていましたが、角度はすべて同じ、およそ60度です。
6本雪印に並べると先端がそろいます。
ちょっと
座りが悪いのでご了承願います。
さて、今回の問題ですが、プラスビットの規格を知らない方に
#1ビットを見せても「違う」と言われますので、どうしたら簡単に理解して頂けるか?
図々しくも皆さんに、ご相談申し上げます。
勝手な問い合わせですが、ご了承願います。