先日、亡くなられた大工さんの道具をその隣の大工さんSさん（30代前半）とその兄弟子Kさん（40代）の3人で片づけていた。
Kさんが積み終わったところで、
「しまった！ロープを積んでくるのを。」
Sさんが周りを見回すとロープが落ちていたので、
「Kさんこれ輪っかがないけどこれで何とかなるでしょ。」
するとKさん
「昔の人はロープの輪を自分で編んじゃうんだよな。」
自分はKさんより7歳上ですが
「じゃあ、僕は昔の人だ。」
「だったら、これ編んで。」
手元に渡されると、普通のロープと思いきや、安物の材木を縛るビニル袋を紐のようにしたロープなので
「なんじゃコリャ〜編みにくい！」
とブツブツ言いながら、（テープも火も使っていません）
「はい。」
と出来上がったものをKさんに渡すと
「こうやって編むのか。でも、出来ん。やっぱり昔の人だ。」
すると今度はSさんが下に置いてあったコレを見て
「これって何ですか？」
と言うので、すかさず
「これを知っている人は昔の人だよ。」
さすがのKさん
「やっぱり俺も昔の人か・・・。」
すみません、仇を取ってしまいましたorz
それではまた。
