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飯田工業自動カンナの電池切れ

この日は飯田工業の固定定盤自動カンナの修理依頼がありました。
症状は加工寸法が違っているとのこと。
おそらく、電池切れと思われますが、お客様はそんなに早く壊れるはずがないの一点張り。
とにかく現場に伺います。


これが今回の自動カンナ

寸法を見ると、指針の目盛りよりデジタル表示の方が1寸くらい大きくなっています。
この機械は電源を落とした時のバックアップ電源を火災報知器の10年タイプと同じものを使っていますので
いつも電源を落とされる方は10年過ぎたら交換しますが、
今回のお客様は
「まだ10年も経っていない!」
を連発。
交換した記憶はないですが、ほかの業者が行った可能性もありますので、蓋を開けて確認しようとすると


「この前替えたのは、これじゃないぞ?」
どうやら数年前に交換したインバーターのことだと思ったようです。
インバーターは三相モーターの回転数を変えるために関西の電力である60Hzを変える周波数変換回路のこと。
バックアップ電池はデジタルカウンターの保持電源。
全く別物である。
ちなみに上の写真の落書きは、90〜93までのアドレスの初期データである。
電池が切れる特徴として、このデータが飛んでもない数値になる。
(間違っても69や19や92は出ません。)
今回もこの症状が出ていましたので、電池を取り寄せて交換します。


ただ、飯田工業の部品は異様に高い。
OEMの日立やマキタで共通部品なら飯田工業の純正の方がなぜか高い。
しかも運賃別途である。
その代わり、いくら電話で質問してもタダですが。
(出張料金は半端ではございませんよ)