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先週の解答(超仕上の行方)

それでは先週の解答です。
先週の問題は難アリの超仕上カンナPF110Fをどうしたか?でした。

まずこの機械の問題点は
1.材料の厚みを決めるローラー(1個3500円)が2個とも破損している。
2.ガイドおよびガイドローラーが欠損している。
 これは探せばあるかもしれないが4個のローラー(1個2000円)破損しているだろう。
3.光センサーが故障しているが部品が補給中止である。
4.定盤がひどく錆びている。
5.送材ベルトの劣化が進んでいる。


この条件の中で


A:何とか再生する。
これは不可能ではないが、光センサーの代替品に難航しそうであるが、直しても10万円では高くて売れない。
せいぜい5万円+納品代くらいであろうから、修理代は部品代込みで4万円以下では直せないから却下。


B:光センサーを諦めて、一方方向の超仕上げとして売る。
オートリターン付きで5万円なら片道の超仕上げはせいぜい2万円以下でないと売れない。
すると6個のローラーだけで15000円するので廃棄して金属ゴミにしたほうが得であるから却下。


C:金属ゴミとして処分
これが一番無難な方法であるが、打ち合わせして引き上げて、点検して捨てに行くにはちょっと物足りない。


そこで今回の方法を取りました。
PF110Fは部品補給がなく、現在一部の部品の在庫限りである。
修理依頼を受けると、部品がなくて修理ができない可能性がある。
特に基盤が逝かれると治るか治らないか変えてみないと分からない。
そのためにも基盤の在庫がある便利である。
そのため、部品取りをして、残りを廃棄処分することにした。
まず3つの基盤を外します。


これは送り部分の基盤

これは電源基盤とメイン基盤
これらは3つとも壊れるケースがある。
特にメイン基盤は補給中止でしかも部品代で5万円以上する。
さらにナイフストックが売れる。ナイフストックは刃物まで入れると定価で12万円ほどする。

今回は予備のナイフストックもあったので、これの錆を取って2個とも売れたので、とりあえず元が取れた。
さらに今回はオマケがあった。

これはミナックスのセフローラー。
木工機械を運搬可能にするローラーだが、高さがあまり上がらないので重宝されている。
その上、サイズが自由に変更できるので、汎用性が高い。
それと暗チョコも取っておく。

残りは金属回収業に持っていきトラック代と手間代が出た。
普段、修理で暴利を振るっていないので、これくらいは稼がないと。


明日も問題です。