先週の解答です。
先週の問題は、これは何をするエア工具だったでしょうか？でした。
これは、日立工機で作られたものではありますがメーカー名は別の会社になります。
釘はT型のFRP製で、T釘ですが頭が大きいために傘の保持力が強く、釘が太いので抜けにくいために
プラスターボード用に開発された釘打機でした。そのため商品名が「PBガン」でした。
当時は、「錆びない」「軽量小型」「ステンレス釘よりも安い」を売り物に販売展開を試みたようですが
思うように売れず、最終的には製造元である日立の販売ルートの活用までしましたが
いつしか消えてしまいました。
実はこのFRP製の釘は兼松のポケット釘打機用も発売されまして、
こちらは従来のポケット釘打機で使えるため、そこそこ売れました。
プラスターボードにFRP製の釘を打つと通常の金属製の釘よりも太い上に衝撃を吸収するため
釘の入りこみが悪く、一度浮いてしまった釘は叩いても沈みません。
そこで、クロス屋さんは、浮いたFRPの釘を切れる鑿で斫（はつ）ってクロスを貼ったようです。
今回の件で、詳しいお話はkamiさまのコメントが頂けるかと期待しております。
明日も「これは何でしょう？」です。
