昨日の続きです。
展示会に行く直前に昨日の自動溝突の件で電話が
「昨日直してもらった送り機、何かチェンが緩いような気がする。材料が進んだり止まったりする。」
全く使えないわけではないので、月曜日の朝に伺うことにします。
実は切れたチェンをつないだ時に確かに緩いのは確認しております。
しかし、もう一コマ縮めると絶対に長さが足りない。
また、この部分は全く調整ができない部分であり、問題がないと確信しておりましたが、
今回は見込みが甘かったようで反省です。
自分的に推理をするとチェンが切れた理由がチェンの摩耗ではなく、
チェンを動かすスプロケットギヤの摩耗に寄るチェンの緩みで、スプロケットが何度も滑っているために
チェンが切れたことが原因のようです。
この場合はスプロケット交換をするのが本来の形ですが、
安い早いがモットーの当店はチェンを1コマではなく半分だけ詰めます。
チェンを半分詰める場合はカットするチェンを1コマ余分にカットして、通常のジョイントに加えて
半コマ用のジョイントを繋ぐことにより半コマ縮みます。
これで試運転します。
今回は空回転ではなく、実際に材料を入れて実験です。
「ウイ〜〜〜〜ン!」
異常なし!
実はこの作業場は当店が販売した機械は一台もございません。
ですから機械の状況は良く分かりませんが、せっかくですからすべて外観チェックさせて頂きます。
すると、一つ問題を発見しました。これです。
この直角二面鉋盤、見ただけでまともに削れないと思いました。
実際チェックしても予測通りおかしい。
担当大工さんに電話で、こんな症状ですよね?と伺うと肯定された。
さて問題です。
今回の直角二面鉋盤
どこに問題があったのでしょうか?
どんな症状だったのでしょうか?
写真から推理してください。
解答解説はまた来週!