この日は、緊急で自動鉋の修理依頼がありました。
症状は材料の送りが悪い。
確認すると送りローラーが上下とも駆動するタイプでありながら、上しか動いていない。
すると原因は、ほぼ絞られる。
送りのスプロケットを確認すると上のローラーを駆動させているチェンの動きを下のローラーに伝える
スプロケットのアセンブリが下に落ちていた。
しかし、どうして落ちたのか?
修理は原因を究明しないと、再度起こるため理由付けが必要である。
自動鉋の底部分を手で探し続けると、チェンの外れ止めの金具は見つかったがそれを止めているボルトは
2本ともスプロケットのアセンブリの中に折れ残っている。
でもこれが落ちた理由にはならない。
スプロケットアセンブリの取り付け部分を推理すると、定盤の裏側であることが判明したので
定盤下を見るとそこの抜けたボルトが1本。(折れていなかったのでセーフ!)
もう一本は定盤の中に手を突っ込むと無傷の2本目のボルトがあった。
このような部品は後で機械の中でいたずらする可能性があるため、
必ず見付けないといけないが、今回は無事すべて発見した(本当はチェンの外れ止めのボルト頭は見つからず)
とりあえず、部品を持ち帰りボルトを抜くことに。
そこで一番簡単な方法を考える。
ポンポンポンチ〜ン!
すぐに実行する。
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
気持ちよくヌケた!しかも2回も!
さて問題です。
今回折れ込んでしまったボルト
どうやって抜いたのでしょうか?
解答・解説は、また来週!