昨日は、朝から飯田の固定定盤の修理に伺う。
症状は下ローラーが動かないとのことであったが
現地に着くと親方が
「チェンが切れとる。」
これで原因は確定。
切れたチェンを確認するとジョイントリンクがないので、
おそらくジョイントリンクの破損によるものなのでチェンリンクを繋げば終了である。
現物を確認すると下にもぐっても右面を見ても
スプロケットにはすべてチェンが掛かっている?
でも下ローラーを手で回すと空転している。
どこかに最低でも3個のチェンのないスプロケットギアあるはずである。
しかし、一つも見えない。
LEDライトを持ってきて2本の下ローラー軸の右にスプロケットギアを2個確認。
その延長上の下にもう一つのスプロケットを探す。
サイド面に覗き窓があるので、ヘッドを下げてみる。
分が4寸くらいの
ところでスプロケットギアを発見。
手で回すと軽く回るので駆動軸ではない。と言うことはテンショナか?
さらに下げると分が2寸くらいのところでまたもスプロケットギアを発見。
これは手で回しても動かない。送りボタンを押すと回転するので駆動軸確定。
これでチェンを掛ける位置は確定したが、チェンを回すのに手が全く入らない。
息子さんから一服を呼ばれたので絵を書いて整理する。
チェンは上からしか入れることができない。
手が入るのは右側面の除き窓だけ(大きさは12x15cm程度)
まず、どうやってチェンを回すか?
とりあえずチェンの両端に紐を結んで入れてみたが奥の紐を手前に掛ける手段がない。
なので、今度は1本の紐でエンドレスに繋いでみる。
スプロケットギヤの外側は開いているので、うまく通すと
繋いだ紐が覗き窓に来るので、チェンの一周に成功。
まだ、苦難はこれから、覗き窓が小さいので両手が使えない。
チェンを引きながらチェンリンクを繋ぐのは無理である。
しからば、テンショナを外す。
するとチェンに余裕ができるので、手前からチェンリンクを入れて、
反対側から止めることも難しいので、もう一個別のチェンリンクを
反対側から手前に差すと止め輪が手前で止められるので無事終了。
過去に同じ症状の下平の自動鉋で途中断念したことがあるのが、
今回は、無い頭を捻ったら、何とかなるものである。
今日は問屋の展示会に行きます!