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支払い条件

先日、30歳くらいの大工さんから電話がありました。
「トシカネさんの請求書は末日締めで来るから、末日に振り込んだ金額が繰り越されてきちゃうんですが。」
「振り込みが末日だと休日を挟むと月が替わるので何日に締めても同じだと思いますが。」
「でも材木屋さんは20日で来るから問題ないんだけど。」
「世の中の末日締め企業のほとんどは翌日末日だけど、ひょっとしたら当月末払いと言う意味ですか?」
「・・・・・」(当月と翌月の違いにピンとこないようなので)
「でしたら今月は請求書をパスして翌月20日で締めて、翌々月以降は20日締めにします。それと請求書は25日必着にします。」
「あっ、それでお願いします。」


学校でも教えてくれない社会的常識の一つですが、誰でも最初は知りません。
でも、理解しないとトラブルのもとになりますので、請求書と支払日の条件に付いて


締切日:毎月請求書を締め切る日でその日を含む。
必着日:その日まで請求書が届かないといけない日(その日を含む)届かない場合は翌月回しのペナルティの場合が多い。
支払日:請求金額を支払う日。一般には締切日から1か月以内に支払わないと次の請求書に加算されるため、1か月以上の場合、次月請求書の処理方法を確認しなければいけない。
当月:請求書の締切月
翌月:請求書の締切月の翌月
翌々月:請求書の締切日の次の次の月
営業日:一般には、土・日・祝日・正月休み・お盆休みを除いた日
翌営業日:その日の次の営業日。今年の10月7日(金)の翌営業日は3連休後の11日(火)
一般には締切日が休日の場合、その日まで
同じく必着日は翌営業日で支払日も翌営業日であるが、これも確認が必要。
世の中の流れとして支払い側に決定権があることが多いが、初めて負債を課す時に限り請求側に決定権があることもある。


今回の大工さんの場合は「20日締め・当月25日必着・当月末日払い」であるが、
一般には20日締めの場合、翌月10日から20日が常識である。
しかし、中には「20日締め翌々月末日払い」なんて言うところもあるので気を付けて頂きたい。