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今週の問題(謎の700mmステン羽根定規)

ステン羽根定規は作り始めて15年以上は経っていると思います。

当時は、今は無きリョービの造作マルノコの付属定規が日立やマキタよりも薄いために評判がよく
改めて考えてみると小穴カッターは最初から薄い。
でもどうせ薄いなら、コンパネは12.5mmボードがクリアできればと思い12mmを目指す。
(ちなみにコンパネは11.5mmですが、それくらいは許容範囲でしょう。)
最初はアルミで作るがイマイチ。
それと、ぐらつきを何とかしなければいけない。
昔からあるマルノコの付属ガイドはスポット溶接なので問題外。
市販のナイスや鬼六はU字に曲がっている部分が捻じれるためにぐらつく。
対策は、この部分がなければ問題は起きない。
そこで現在にU字なし形状に至る。
U字がないために刃の付近まで行かないが当て木を付ければ全く問題はない。
現在の鬼六・シンワ・タジマはぐらつき止めが付いているが、0mm挽きをするとぐらつき止めが使えない。
唯一、これに近いのがシンワのオールステンレスタイプ。
でも、安っぽすぎて、ステン羽根定規同様マニアしか買わないようである。


そのマニアックなステン定規ではあるが、地元でも買いずらいが購入者からは高い評価を頂いている。
その初めの頃からの購入者グループの一人の手間請け大工のTさんだけが、いつも全長700mmのオーダーを頂いている。
一緒に働いている大工さんは600mmを使っているが、なぜかTさんだけが
周りから「長くてうっとうしい!」と言われながら700mmを愛用されている。


さて問題です。
今回の手間請け大工Tさんだけが全長700mmのステン羽根定規をオーダーする理由を考えてください。
ちなみにTさんは当て木を使っておられません。


解答は、また来週!