現在主力の充電マルノコは125ｍｍである。
日立もマキタも165ｍｍを発売している。
雰囲気的に165ｍｍの方がパワーがありそうに思われるが、現実はそうではないはずである。
100Vのマルノコの場合、刃の径が大きいとその分だけ大き目のモーターにするからパワーが出るが
（リョービの電子シリーズは147〜190までモーターが共通なので例外とします）
充電マルノコの場合、パワーはバッテリである程度決まってしまうため
同じ18Vボルトだとモーターのパワーは変わらないが、
刃の径が大きくなるとその分、刃の厚みも厚くなって、鋸道の抵抗が大きい分
刃の小さいマルノコの方がパワーが出ると言う、逆の結果が出ると思う。
125ｍｍ充電マルノコの刃物は、かつて厚み1.1ｍｍくらいが主流だった。
ところが18Vの普及につれ、無理が効くようになり、1.1ｍｍでは刃のブレが大きくなり
1.3ｍｍ厚くらいがベストのようである。
ピッチも見た目には42Pくらいの方が切れそうに見えるが
それは薄いものを切った時に綺麗に切れるのであり、
実際には下地をカットすることが多いので、粗い刃の方が早く切れて、バッテリの持ちも良くなるし長切れする。
当店では、このあたりを踏まえて、125ｍｍで粗目の刃厚1.3ｍｍが好評に売れている。
しかし、現在納期未定でしばらく欠品しそうな状況である。
なので、市販で同等品を探してみた。
価格的にはタジマが安いが板厚が少し薄い。
本音を言うとネットで格安販売されているが、その価格では当店の付加価値が付けられないので却下。
他にはマキタの純正125ｘ24Pなら性能的に合格だが、価格が高い。
藤田丸鋸の125ｘ30Pも商品的に合格であるが、まだ若干高め。
それ以外には適当なものが見つからない。
と言うのも、ボード用チップソー同様上記以外のメーカーは125ｍｍの場合、ほとんど42Pが主力となっている。
そのため30P前後の商品がない。
ボード用しかり、縦挽き用しかり、
粗い刃は作り手にも売り手にも使い手にも見た目の抵抗感があるようであるが、
逆に当店にとっては、それを逆手にとって優位に販売ができるから都合がいいといえばそれまでであるが
ネタをバラしても、誰もついてこないでしょう。
とりあえず、藤田丸鋸さんにお願いしてみようかな？大量に買って安くしてくれないかな〜。
