先週の解答になります。
先週の問題は当店のベアリングプーラーに溶接されているナットの理由です。
これは、ナットの無かったころ、亡き父がベアリングを外す際に開き止めにバイスを使うんですが
このように使うためにベアリングプーラーの爪がすぐに逃げて曲がってしまいます。
本来はベアリングの外側を締めれば問題は起きないんですが
付属のボルトを使っても同様に爪が逃げてしまうために
当店のベアリングプーラーはボルトを使いません。
そもそもナットを付けたのは少しでも爪が逃げないように
爪の元部分の寄せに制限を加えるためでした。（父には言っても聞き入れませんから）
それともう一つ理由があり、当時のベアリングプーラーにはボス部分がありませんでした。
ボス部分がないと、最初の写真の時に爪の元部分でボルトを挟んでしまい
ハンドルが回しにくいだけでなく、ネジまで潰れてしまうのですぐに使えなくなってしまうことを防ぎます。
