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今週の問題(N釘とカラーN釘)

昨日は、多くの方に悩みを解決に導いてくださり、誠にありがとうございました。
何度も書いていますがN釘の定義が現実と逆転しているために
集中力がなくなっています。
日頃から、お客様の注文をお聞きする際に、例えば
「あれ、あるか?あの・・・あの・・・8寸の・・・コーチボルトを・・・・5本。」
本当なら太さから言っていただくと収束しやすいんですが、頭っから分類されていないところから始まると
話を聞いている間中「太さを確認しないといけない」と思いながら言われたことを忘れないように聞くので、
集中力が落ちてしまいます。
その上
「太さは?」と聞くと「いつもの」とか「普通の」とか言われることもありますからその対策として
「3分ですか?4分ですか?」
と伺って、回答しやすいように伺っています。


今回のN釘の件は会話ではなくweb上での話なので常に一方通行で
顔を合わせた会話とはまた違うので、こちらが書き込む場合はできるだけ確認質問がないような
書き方を心掛けるようにしていますが、それでも十分に伝わらないことが多く
皆様にはご迷惑をお掛けしております。


今回のN釘もそうですが、業界ではカラーN釘のことを通称「N釘」と呼び
普通にN釘のことを「普通釘」とか「手打ち釘」と言われていますが
文面から察するときは90%カラーN釘だと思っても10%は手打ちの釘の可能性もあることを考えながら
読み取ったりするので、結構邪念が多くなって、自滅することも少なくありません。
ちなみにN釘はこちらを参考にしてください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%98

すべて同サイズですから全く同じものになります。


剛床に釘打機で連結の75mmのカラーN釘を打つと手打ちのN75よりも効きが悪いような気がします。
実際に比較したことはありませんが、大工さんからも言われることがあります。
理由の一つして機械で打った方が一瞬で入るために木の繊維を傷めやすいらしいです。
釘は木に打つと木の繊維を広げながら侵入するため、その繊維が戻ろうとする力が働いて
釘が抜けにくくなるそうです。
そのため木が割れなければ釘の太い方が太さの二乗分引き抜き強度が出るとらしいです。


昔から気になっていたことを少し実験してみました。
それは、カラーN釘は中国製が多いようですので釘の材質が違っており
塗装が出来上がった釘の微妙な色の違いを隠すことができるのではないか?
の仮説を実験しました。
ところがバネばかりで同条件で普通の手打ちN75とカラーN75を比較したところ、全く同じ数値で曲がり
この仮説は見事に粉砕しました。


しかし、連結N75と手打ちN75で打った場合、上記とは全く別の理由で引き抜き強度が違う理由がありました。
この件はかなり昔に某釘打機メーカーの設計から伺った話です。


さて問題です。


某釘打機メーカーの設計から伺った機械打ちの方が釘が抜けやすい理由とはいったい何でしょう?


解答は、また来週!