シンクステコムからの電話は
「ちょうど、一つ前のモデルのインバーターが一つだけありました。たぶんこれで使えると思いますが、データはそちらで取り付けてから入力してください。」
「入力方法と配線図を必ず添付願います。」
ただ、気がかりなのは、この電話をしている時間帯。
実は木曜日の4時半ごろ。
普通なら当日出荷はできない時間帯。
と言うことは金曜出荷の土曜日着。
お客様に「月曜日でも良いですか?」と伺っても「少しでも早くやれ!」とお叱りを頂くことは目に見えています。
仕方がないので、部品を発注してからお客様に
「1個だけ部品がありましたので明日出荷できます。土曜日に修理に伺いますが、データ入力修理は行ったことがありませんので、努力はしますが、ギブアップする可能性もあることを前提でお願いします。」
翌々日の土曜日部品が来ました。
中を開けて、説明書を読みましたがデータ入力方法が素人には分かりづらい表記。
不安の中、現地に伺います。
まずは写真を撮って
外す前の状態を保管します。
奥の配線番号が分からないので、一番手前を外したらもう一度撮影。
これで気前よく本体を外します。
新しいインバーターを取り付けて
説明乏しい配線図を見ながら
先に下段の200V入出力系を取り付けて
次に上段の信号系を取り付けます。
取付が終わったら、データを手で入力しますがテンキーもないし、どこから開くか?全く分かりませんが
スマホをいじるような感覚で適当にボタンを押すとどんな変化が起きるか見ながら
「多分これだろう?」
と言う感じで打ち込んでいきます。
全部入力したところで試運転するが、今度は昇降するがベルト駆動しない。
昇降すると言うことはインバーターは正常であるが命令形がおかしいと言うことになる。
と言うことは命令形のデータが間違っている。
打ち込み間違いかプリントミスか順に再チェックする。
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・・
・・・
・・・・
あっ!
周波数設定のF01が1のはずなのに0になっていました。
シンクステコム様、疑って申し訳ございません。私のミスでございます。
すぐに訂正後、再試運転。
お客様、大変お待たせいたしました。