先日北海道大工さまから依頼されたAN630Hですが
昨日、マキタ岡崎営業所から原因がFAXで送られていました。
個人的には、全くの想定外の部分でもあり
また、なるほど!と頷ける部分でもありました。
今回の詳細をもう一度説明いたします。
マキタ岡崎営業所の話では1年以上前に北海道のマキタ営業所で修理依頼されましたが
可能性のある部分を交換したが、直らないために無償で返却されたようであります。
その症状は「釘を十分に打ち込まない。」
当店に依頼され、確かにパワー不足状態であった。
パワー不足の場合
1.入力のエアが弱い。
2.ヘッドバルブの開きが甘い。
3.メインピストンが下がる時に阻害するものがある。
このいずれかであるが、目視による検証ではどれも見つからない。
そのため、岡崎営業所に依頼した。
ただ今回一つだけ奇妙な現象があった。
それは打ち込むと釘が打ち終わる手前3mmくらいで一度ピストンの先端が静止し
そこから3mmはゆっくり進んで停止する。
こんな症状は見たことも聞いたこともありません。
そこで今週の問題です。
今回のAN630Hの修理品が釘を打ち込めなかった原因は何でしょう?
ヒントとして分解図をUPします。
それともう一つヒントとして今回の原因はパワー不足ではありませんでした。
解答・解説は、また来週!