名機と呼ばれたスライドマルノコC7RSHの修理依頼である。
このクラスでは一番精度が良いのに奇しくも廃盤となってしまった。
故障したら買い替えられないので可能な限り修理をする。
今回はヘッドを降ろして手を離しても上がってこない。
よくある原因として主軸の左右に見えているベアリング不良になると
下がりが重くなったり上がらなくなったりするが
今回は特に異常なし。
原因を順に追っていくと、ヒンジが重いだけだった。
その場合は、ヒンジの棒をヌイて擦れば気持ちよくなる。
ヌキ方は
上限ストッパーのボルトを抜いて
ヒンジを押さえているホーローボルトを2回転ほど緩めると
叩けば抜けるようになる。
大抵ヒンジに傷があるので
ヒンジの本来の直径より大きい部分だけやすりで削って納める。
同様にヒンジの通る内径部分も同様に内径より小さい部分だけ削る。
サンドペーパーで削ると削らなくても良い部分を削るので好ましくない。
完成後に画像がありませんが、無事にフィニッシュしました。
頭の起き具合は70代から10代に若返りました。