「40Vって売れてる?」
今でもそんな質問が多いですが答えは
「全く売る気がありません。」
ユーザー様は、乗り換えなきゃいけないのか?とメーカーが岐路に向けさせていますが
バッテリの互換がネックで悩んでいるようですが
現実はそれ以前の問題。
40V-max(本当は36V)が本当に必要なのは
設備関係の特に一時的なパワーが必要な工具で発揮するのであり
木工用としては、それほど活かせる場面がない。
それよりも一番使用頻度の高いインパクトドライバーが
18Vでも強すぎて使いにくいのにそれ以上にしているように見せているが
実はそれほど違いは無いようである。
18Vよりも40V-max(本当は36V)トルク表記が上がっているが、
モーターの特性とハンマーはほぼ同じ部品なので変わらないはずである。
ところがトルク表記に基準がないので、この数値は何とでも書ける。
メーカーは数字が大きければ何でも売れると誤解しているし
ユーザー様は最新機種に乗り遅れると周りから顰蹙を買うかもしれないと
悩まなければいけない。
今、現場で何が必要か?
メーカー・販売店・ユーザー様
ともに真剣に考えなければいけない。
そんな中、某メーカーのカタログ表記に不審なところを発見。
たかが充電工具のバッテリ1個で1440W?
これだと一番細い溶接棒が焚けるくらい。
1馬力のコンプレッサーを回せるくらい。
6畳のエアコンや温風ヒーターが使えるくらい?
絶対にそんなのはあり得ない。
思いついたらメーカーに電話する。
「すみません。バッテリ1個で1440Wなんてありえないんですが何の数値ですか?」
「それはセル一個が最大で40A出せるから3.6Vx40Ax10個=1440Wになるんですけど。」
「でもそんなに出したら即刻バッテリのリミッタが働いて使えないし、本体にもリミッタ入っているから2重に使えないですよ。」
「まあ、そうですが一応セルの能力はこれだけありますということでご勘弁願います。」
結局、現実的な数値ではなく誇大広告と言われても否定できないでしょう。
住宅でも50年奨励住宅とかそれ以上のも見受けます。
消費者が見たら、「そんなに持つのか!」と思わせているけど
テレビで見たときは50年間修理ができる住宅らしいです。
広告は真実を伝えるものであり、錯覚を利用するものであってはいけないと思うのは
私だけでしょうか?
ユーザー様の中には「商売人はうそつきだ」と言う方がみえますが
これは売り手は嘘をついても良いと言うことになってしまいます。
私の場合は誇大広告商品を絶対に買いません。