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京セラの新品ベースを疑う理由 その2

定盤中央の凹んでいるマルノコはスライド刃口のついている造作マルノコと同じ。

細物の横切りは非常に使いづらいがどうしてこうなるか?

それはフライスを掛けたからである。

フライスを掛けると平らに削れるはずであるが実際は

フライスで削る際に起こる摩擦熱で切削面が熱膨張している面を平らにするため

冷めた時に凹んでしまう。

そのため、プロのフライス工の方は温度が上がらないように

・休み休みに削る

・切れない刃物は早めに交換する

などの手法を取るが、

大量生産するマルノコベースはそんなわけにはいかないでしょう。

当然マキタやHiKOKIでも大なり小なり凹んでいるはずです。

ところが京セラのマルノコを見ると3割くらいがなぜかベースにフライスの跡がなく

サンドペーパー仕上げのものが混じっています。

理由は不明ですが別の工場で作るなどの理由でフライスをせずに

手加工のベルトグラインダで加工しているのか?

それともフライス加工後、不合格になったものをベルトグラインダで修正しているか?

詳細は不明ですがペーパー仕上げのものは、ほぼ不良品がない。

 

と言うことですが当店で不合格でも京セラにクレームで出すと異常なしレベルなので

自前でひずみ直しを昨日もしました。

新品の機械を叩くのは残酷なので画像が割愛させていただきます。

皆さんも一度お手持ちのマルノコのベースの凹みを確認してください。