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地縁団体

通称”町内会”と呼ばれていますが商店街会などと違い自治体の受けている町内会を

「地縁団体」と正式には言われています。

地縁団体が自治体の協力を受けるのにはそれなりの理由があり

小さな地域ごとに役所の人員を出すよりも

町内会の役員にお願いしたほうが公費がかからないからである。

要するに自治体の経費節約のために町内会役員がタダ働きをしている。

それでも町内会の運営は町内会費がないとやっていけないので町内費を徴収する。

徴収すれば、それが問題なく使われていることの承認を取るために

総会が必要になるが、町民の半数以上が一度の集合できるようなところは

ほとんど存在しない。

そのため、総会は委任状を過半数集めて少人数で成立させることになる。

しかし、当町内会は3年前まで総会を行ったことがない。

市から規約を出せと言われた数十年前に一度総会を行った履歴があったが

出席メンバーに確認したところ

「そんなことは記憶にない。」

とのこと。

架空の総会だったらしい。

それでも毎年3月20日までに総会議事録を提出するように市から言われているので

毎年町内会長が架空の議事録を書いていたようである。

ただ3月末の決算で行っている都合、3月20日に総会議事録を出すことは不可能である。

そのため3年前の3月に前倒しの総会を行い、総会で決算月を3月末から2月末に変更して

役所に規約変更届を提出し、それから毎年続けています。

 

今までは会計の役職で総会で必要なシナリオを書いて議長をやって

「私の仕事じゃないだろ!」

と言いたいところを抑える立場でしたが

今年は議事録を提出するころになりますが前会長から

「総会議事録は世帯数ではなく人数で出せ!」

と意味不明の発言。

総会は町内会費をもとに運営しているので1世帯で1票のはずなのに

総会議事録には1人1票と言う下で書けということ。

当然総会出席者出席者+委任状で町民全体の過半数が必要になる。

委任状を半数以上集めてからそんなことを言われても困りますし

実際の多数決は世帯単位で決議しないと一人住まいの方からクレームが来ます。

 

そんなことで昨日市役所の担当に電話で確認すると

こちらの事情は十分承知のようでした。

どうしてこんなことになっているか確認すると

単純に「法律で決まっているから」

地縁団体は住民の多数決で決めるという決まりの上で運営するため

0歳児から三途の川を渡る直前の方までの投票で決める必要になるためらしいが

現実と違うことも理解いただけておりますので

実際の数字と違っていてもかまわないので人数で提出願います。

ただ、法律で決まっているので文面では書けません。

とのこと。

ちょっとスッキリしたのでこれから本業が気持ちよくできます。