昨日来店された大工さんが
「これ(筋交い金物)を下さい。」
と言うので確認しましたが見たことがないタイプだったので
よく見ると”リベロⅢ”と書いてありました。
聞いたことがないですが在庫のリベロⅡをお渡しすると
「こっちの方が丈夫くて良い。」
と厚い方が良かったようです。
最近は筋交い金物を扱う問屋さんが次々に廃業または倒産するので
まともの営業しているのは県内で1軒だけになってしまい、
配達はくるが営業は全く来ない。
そのため新製品の案内もない。
番頭に聞いてもそんなの知らない。
そもそもタナカのような木造の補強金物はほとんど支給となっており
金物屋は足らずまいを間に合わせるだけなので在庫は一通りあるが回転が悪い。
問屋さんは安く買うためにパレット買いをするが古い在庫が掃けないので
新製品に変わってもすぐには変わらないでしょう。
金物メーカーからすると金物問屋さんはまとめて買ってくれるが
プレカットなどの支給ルートほど売れない。
そのため金物問屋はまともに相手にされていないのが現実である。
棚請け金物のような建築金物問屋も県内で1軒だけになってしまい
次に淘汰されるのは金物屋になるであろう。
売れない店はますます売れなくなり
従業員の多いところは採算の取れている工事部でもあればいいですが
それがなければ採算が合わなくなると早めにリストラしないとヤバいでしょう。