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正確な見積もりは無理

売店がメーカーに修理を出すとほとんど見積もりが来ます。

見積もりなんてする必要がないくらい低額でも

見積もりする意味がないほど高額でも。

でも、その見積もりって「直すのにこれくらいかかる。」と言う意味ではありません。

「これらの部品を交換するとこれだけ掛かります。」と言う意味。

これだと直る保証がないので、怪しい部品はすべて見積もり

修理依頼があっても直らないと自腹を切って直します。

(でも直す人が自腹ではなくメーカーが負担するので修理する人は腹が傷みません)

と言うことなので自営の当店ではまねができません。

今回も修理はフロアタッカ。

症状は釘は打てるが常時排気口よりエア漏れ。

ヘッドバルブが怪しいので開けてみると

明らかに円筒部分の中央が劣化して縮んでいる。

これを交換したら直りそうであるが替えてみないと分かりません。

新品の部品を入れて確認すると多少エア漏れが少なくなったがまだ漏れている。

その次に怪しいのがシリンダの外側。

見る人が見れば分かりますが白いリングの外側のOリングの外周が平ら気味なので

俗にいう(私しか言いませんが)Dリング状態。

こういう時は相手側もダメージがあるはず。

結構傷が入っています。

こちらは替えの部品がないのできれいに掃除して多めにグリスを付けてみると

今度はエア漏れが止まりました。

高い部品ではないのでOリング2個と白いリングを交換すればいいでしょう。