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高圧コンプレッサーの連結 その1

HiKOKIから新しいコンプレッサーが発売されました。

EC4516HY

造作には使用できるような大きさではないので建前専用機と言うところでしょうか?

剛床を早く処理したいためにタンクを大きくしましたが

汲み上げは電源の容量に制限があるのでバッテリを2個付けてバックアップできることが最大の売り文句であるが

極限的にパワーが上がるようではないらしい。

売店としては売上を上げるためにどうするかを考えるべきかもしれないが

職人さんのために役に立てる業者を目指そうと思うとちょっと考えが違ってきます。

「剛床を早く打つためにはどうすべきか?」

と、つい言ってしまうが、言い方に問題があります。

この場合1本の釘を早く打つなら気圧を最大にすればいいが

これでは本来の目的とかけ離れています。

正しくは

「剛床を早く打ち終わらせるにはどうすればいいか?」

が正しいと思います。

限られた空気量で効率よく打つ必要があります。

一つ目の方法として、圧力を最小限に下げて打つ方法。

例えば20気圧でも打てる場合。

20気圧で25本の釘を打つのと25気圧で20本の釘を打つのはエアの消費量が同じ。

実際は5本余分に打つ間に1本くらいエアを汲むので26本くらい打てます。

 

二つ目の方法として常圧釘打ち機を使う方法。

常圧釘打ち機で7気圧で打つのと高圧釘打ち機で20気圧で打つのは

空気消費量は、ほぼ同じ。

ところが常圧釘打ち機はタンク圧力が7気圧まで下がっても打てるが

高圧釘打ち機は20気圧を切ると釘が浮きだす。

それだけではなくコンプレッサーは7気圧近くまで下がると

圧縮比の関係で汲み上げが極度に上がる。

おそらく2台連結したくらいの差が出そうな予感。

(実験はしていないので詳細は不明です)

 

3つ目の方法は2台連結する方法ですが、本日はここまで。