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高圧コンプレッサーの思い違い その2

コンプレッサーのピストンの不良は、ほとんどが高圧側。

理由は負担が大きいからと言うのは言うまでもない。

「常圧は使わないから・・・・。」

と言われる方が見えますが高圧専用のコンプレッサーでも

常圧側のピストンが必須です。

常圧で汲んだ圧力を常圧側で使うわけではなく

45気圧くらいの圧力を1気筒で作ろうとすると圧縮比が100:1くらいの

ピストンが必要であるが軽搬型のコンプレッサーでそんなものを作ったら

本体がでかくなるし、音も大きくなるし

現実問題として汲み上げ効率が悪く限られた電力では使えるようなものではない。

そのため高圧コンプレッサーは2段圧縮方式を取っている。

1段目のピストンで10~20気圧程度の圧縮空気を作り

それを2段目のピストンで再圧縮して40気圧以上の圧力を作っている。

その溜めた圧縮空気を0~10気圧に調整して使うレギュレーターが付くと

それが常圧取り出し口である。

当然0~25気圧に調整して使うレギュレーターが高圧取り出し口である。

 

以前知恵袋の高圧関連の回答で

「高圧は空気の排出部を細くして圧力を高めたものである。ホースの水を出すときに先端をつぶすと水流が強くなるのと同じ原理である。」

と回答された方が見えました。

確かに高圧のプラグの穴は小さくなっているのでそう思えるかもしれません。

高圧プラグの穴が小さいのは理由が違います。

穴が大きいと連打したときの速射性が良くなるのでメリットがありますが

プラグを外したときに噴射する空気の力が大きいためにホースが飛んで

ガラスを割ったりするので、それを回避することが目的らしいです。