自動カンナの修理依頼である。

元大工さんが20年以上使っていなかった自動カンナを使うと思ったら
少し動いただけで止まってしまったらしい。
こんな時はカーボンブラシ不良の可能性が高いが
カーボンウラシが悪いというと
「見た!」とか「まだある」なんて言われるケースがありますが
カーボンブラシは回転するアマチュアコイルに電気を流すためのもの。
回転で弾かれてもモーターに密着できなければ意味がありません。
そのためモーターに当らないカーボンブラシは
「カーボンブラシ不良」と言うことになります。
早速外してみます。
1個目なかなか抜けません。
力ずくで抜いたら

真鍮製のブラシホルダが錆びてカーボンに癒着て抜けにくい状態でした。
これではカーボンブラシは前に進までモーターを回せません。
もう一個は癒着がもっとひどく無理に抜いたら銅線だけが抜けても
カーボン部分は残ったままでしたので細いマイナスドライバーで砕いて
2個とも新品に交換しスムーズにアマチュアに当たることを確認したら
正常に動きました。