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製造番号の秘密

マキタや日立の修理の部品を発注する時に、途中で部品変更があったとき製造番号で判断できるので、修理をするとき稀に必要な時がございます。
盗難品などは出所が分からないように消されることがありますが、機種によっては見えるところ以外にもう一箇所分からないところに製造番号が
記してある機種があります。これから道具を盗もうと思っている方、出所が見つかる可能性がございますので、盗みはおやめになった方がいいと思います。

すみません。盗人に貴重な情報を流してしまいました。でも、これを知ったら少しは盗難される人が少なくなればと思います。
ところでこの製造番号の打ち方なんですが、1から始まっているわけではありません。
各社独自の表記をしております。
このブログを見ている方だけこっそり教えちゃいます。

まずマキタですが、これは簡単。単純に1001番から始まっています。
ですからお手元の機械の表示されている製造番号から−1000で何台目の機種か分かります。
大型の木工機械も同じ表示方式なんですが、昔LAP432と言う定価552万円の機械をよく販売しました。
そんなに売れる機械ではないんですが、営業マンもいつも大風呂敷にあたかも売れているようにいつも語っていまして、
当店初納品の時に製造番号1004の機械だったので、担当営業に
「えっ!まだ4台目!!」
「いや、たまたま一度に作った機械の古い方がきたのかな?」
と答えました。
数ヵ月後2代目の納品の時今度は製造番号1007だったので、
「まだ7台目?」
「まだ古いのが残っていたのかな?」
さらに数ヵ月後納品した時今度は製造番号1011
「製造番号1011!」
「何も聞かんで。」
でもこの営業マン。色々なことを教えてくれました。大変お世話になった営業マンだったんですが、丁度1年前に御逝去されました。
ちなみに製造番号が1000未満の機械があります。
これは、試作機なんですが要らなくなった試作機を従業員が私物化して本社と当店が隣市のため、たまに近くで持っている人がいます。

今度は日立ですが、日立はちょっと違って6桁表記なんですが、左から最初の文字が製造月(10月は"O"11月は"N"12月は"D"すべて英語の頭文字です。)
2番目の数字が西暦の下一桁、残りの4桁がその月に作られた製造順です。
例えば2010年11月の1台目なら"0D0001"となります。
そこで問題があります。西暦表示が下一桁のため、10年以上のロングセラー商品は同じ製造番号の商品があります。
また、修理部品を発注する時、何年前か分からない商品の部品を注文しようとして「製造番号0D0001以降」と書かれても西暦2010年か2000年か1990年か分かりません。そのため部品特定が出来ません。
これを日立関係者が見ていたら何とか是正していただきたいものです。
それではまた。
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