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今週の問題(両刃鋸)

昔は毎日にらめっこしていた両刃鋸。
今はめっきり見なくなって何となく寂しいような気がします。
この両刃鋸には色々な意味があって、この形になっています。
先日YAHOO知恵袋で西洋の押して切るタイプと日本の引いて切るタイプのどちらが使いやすいか?
と、いう質問がありました。
日頃、鋸を使っておられる方には、解説の必要はないと思います。
元々大工さん用の鋸は聖徳太子が唐(今の中国)から輸入したと言われています。
しかし、その時は片刃式の鋸でした。当然その時から引き切りです。
両刃式が出たのはそれからず〜っと後の江戸時代と言われております。
江戸時代のある大工さんが縦挽きと横引き鋸の二丁を持って仕事をするのがわずらわしいから裏表で使えるものを、
ということで、できたものだと言われております。
まずは、この写真をご覧下さい。

よく見ると縦目と横目の中心よりやや縦目側に柄の芯があります。
(ちょっと分かりにくいかもしれませんが・・・)
さて問題です。
どうして、柄の芯が縦目側にズレているのでしょうか?
皆さん一週間お考え下さい。
解答は例によってまた来週。
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