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先週の回答(両刃鋸)

皆さんのところでは少し猛暑も和らいできたでしょうか?
この暑さでは、現場の作業量にも明らかに影響してくると思います。
現場の職人さんをいじめる暑さも、これぐらいで収まって欲しいものです。


さて、先週の解答をしたいと思いますが、先週の問題は
「両刃鋸で、どうして柄の芯が縦目側にズレているのでしょうか?」
と言う問題ですたが、あっさりケンゾーさまに
「横挽きは縦挽きに比べて使う割合が多いらしく、目立ての回数も多くなるそうですね。そのため、最初から横挽き側の鋼を多めにしている。」
と答えられてしまいました。
目立てが主流のころは、刃持ちのよい固い鋼の鋸を良く使われていたせいで、刃のアサリを付けた部分で折れたり刃の根元で折れたりすることが多く、
刃を半分落として再目立てを「中刈」や、刃を全部落として刃を作り直す「切替」という目立てを良くやらされました。
(尺や尺一寸鋸は、かなりきついです。)
そのため、お客様が気に入っている鋸なんかは横目が柄元より食い込んでもまだ使っている方も見えました。

今はほとんど替刃式が主流になってしまいましたので、目立てを考えていないので幅も両刃鋸の狭くなり縦目と横目の幅も同じになりました。
でも、実際縦目も使わなくなったので、大昔のように片刃式が主流になってしまいましたね。
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