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続・新品の釘打機がエア漏れ・・・

数年前の話です。
問屋の担当営業から話があり、他のある販売店が「MAXの商品があまり売れないから、処分したいので買って欲しい。」
といった依頼を持ってきていただきました。
その商品はMAXの10年くらい前に廃盤になった釘打機ばかりです。
一応駆け引きなしで査定しましたが、その査定基準は
査定額=販売価格ー販売手間ー修理価格です。
現在では売れないCT-V400なんてバラ打ち式のシート連結釘打機なんてプロが誰も買いませんので査定は当然0円。
こんな商品でもネットオークションなら売れますが、買った人が後悔します。
この商品のほかにも、YAHOO知恵袋などでヒルティやボッシュの先端工具の補給していないハンマードリルや
部品補給中止の故障した機械をヤフオクで買って、助けを求める質問が続出しております。
こんな質問があるとつい手を差し伸べてはベストアンサーを頂いておりますが、
できれば、こんな商品は流通させないで欲しいと思います。
ヤフオク等のオークションに出される方が、このブログを見ておられたら、使える価値のない商品を出品される場合、購入側の気持ちも考えた上で出品して欲しいと思います。
話を戻しますが、使えそうな釘打機はCN330(ボード釘打機)とCN630(65mm釘打機)くらいですが、(もう少しあったと思いますが忘れました。)
どちらも年式が10年近く経っているはずですから、使わずして劣化した部品を交換しないと販売した時は使えてもすぐに故障しますので商品として成立しません。
そのため、仕入れ査定額から修理代を引いた金額ですとタダの隣くらいの金額になってしまいますので、
「申し訳ございません、全部で○○円になります。これだけしかお支払いできませんが、それで良ければ購入させていただきます。」
と、問屋の営業マンにお伝えし、その夜その営業マンから電話が入り、
「”そんな安いなら売れません。”と、言われてしまいました。」
とのこと。


それから、半年後
その営業マンから電話で
「半年前にお話した釘打機の件ですが、向こうの販売店が、やっぱり前に言われた金額で買って欲しいということなんですが、買っていただけますでしょうか?」
と、忘れかけていた話を持ってきました。でも、これはこちらとしては思惑通りですので(相手が納得するまで時間が掛かると推測済み)
「いいですよ!」
翌日釘打機一式届きました。
早速、釘打機を一台解体します。
ジャーン!ピストンストップ(ピストンの上に当たる部品)とシリンダシール(シリンダの上にかぶせてある部品)が使わずして破損しています。
この部品を新品に替えて、アウトレット釘打機一丁出来上がり!
次の釘打機も同様でした。
皆さんも古い釘打機を購入される時は、部品の年式にご注意ください。
それではまた。
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