リピーターとは繰り返し来られる人のことを言いますが、当店のようなところでは、特に定期的に見えるお客様のことをいいます。（いわゆるお得意様です。）
逆に初めて来店されるお客様のことを新規客と呼ばれるわけですが、この二つはどちらも大切なお客様です。
見栄えが良くても内容が伴わないと、新規客はあっても、リピーターは減っていきます。
手堅い仕事をしていると、リピーターは残っていただけますが、お客様にも衰退期があります。
いずれはお付き合いが少なくなったり、なくなったりします。
そのためにも、新規客の取り込みは必要不可欠です。
一般の商店では、新規客を取り込むのに当たり、リピーターの７割増しの経費が必要だと言われております。
ですから、同じもの販売するならば、新規客に販売するよりリピーターに販売するほうが儲かるわけです。
そのためにもリピーターであるお得意様はやっぱり本当の意味での”お得意様”なんです。
住宅の請負をやっておられる方々にも同様、新規客とリピーターがあります。
どういうわけか、住宅の請負の場合はリピーターの解釈する範囲が広く、過去にお仕事をさせていただいたお客様の他にその身内の方とその御紹介の方までがリピーターに属すようです。
かつては大工さんで住宅の請負を始められる方々は最初は親族や友人関係からはじめ、その紹介で仕事を一つ一つこなしていかれ、
知らない方から仕事をいただけるようになったら一人前だ。なんて言われていた時代がありましたが、
今は大工さんだからと言っても仕事を簡単にいただけません。
でも、大工さんだからこそできる仕事、大工さんにしかできない仕事があると思います。
現在でも大工さんの棟梁がご奮闘されているところはございます。
それぞれの個性を生かしてがんばっておられます。
ただ、一つの傾向として、昔はお施主様の大半がリピーターだったんですが、現在は大半が新規客なんです。
自分なりの解釈として、
「お施主様が本当にこの大工さんが一番良いと確信してお願いしたんではないか？」
と、思っております。
こういった仕事を続けていけば、大工さんに直接お願いした時、不安を抱かれるお施主様もなくなっていくと思います。
それではまた。
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