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角のみ修理の裏技?

今回は修理の裏技の御紹介をさせていただきます。
最近は刻み作業がなくなりましたので、あまりご参考にはならないかもしれませんが、
角のみを長く使ってくると、だんだん刃先のガタツキが大きくなって、墨どおりに彫ろうと思っても刃を入れると刃先が円周を回るように
刃先が墨ズレを起こしてしまいます。
原因は二つあります。
一つ目は昇降ポールとその部分をスライドするところの磨耗によるガタツキです。
この場合は昇降する側の磨耗の方が早いので、その部分の交換をしないと直りません。
しかし、かなり手間も金額も掛かりますので、あまり行いません。
もう一つは昇降させる縦型のラックギヤの裏側とラックギヤが逃げないようにしているプレートの磨耗です。

特に焼きの入っているラックギヤよりも鈍(なまくら)のプレートの磨耗が激しいです。

写真の部分が磨耗しますので、本来なら部品交換なんですが、今回は裏技ということですので、
現場でも簡単に修理が出来る方法をこっそり紹介します。
方法はプレートを裏返すだけです。(マキタの場合)
日立は皿ビスが使ってありますので、プレートの皿穴の裏側に10㎜くらいの鉄工ドリルで皿もみして裏側に皿ビスが使えるようにします。
(ナベビスにするとスライドするときに外側に当たって使えません。)
この裏技は一度しか使えませんが、一度裏返したら、次のときのために取り替えようの部品を注文して下さい。
忘れてしまったまま、再びガタツキが出た時は、プレートを金床で曲げてガタを無くす方法もありますが、
かなり薄くなっていますので、すぐにプレートが戻ってしまいます。
以上、ご参考に!
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