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にほんブログ村より

昨日たまたま右下の日本ブログ村の大工職人にアクセスしたらゼット君のサイト写真が気になって、クリックしてみました。
http://ameblo.jp/zet-kun/entry-11331610120.html
ゼット君と言いますのはゼットソーのサイトのブログです。
この記事では、ゼットソーの代理店(いわゆる問屋さんです。)写真中央の背中が消してありますが、
どうやら日頃お世話になっている問屋さんが失礼なことにゼットソーのライバルメーカーのシャツを着て工場見学にきたようです。
(かなり無神経な問屋さんですね。)
私はゼットソーの工場には行ったことがございませんが、(前を通過したことはあります。)
ゼットソーを作る機械を製造している工場見学に行ったことがあります。
社名は、企業秘密ですので、聞かれてもお答えできません。
実はその会社も替刃鋸を作っていまして、当時オリジナルのゼットソー用の替刃を作っていただいておりました。
その替刃と言いますのは、ゼットソーは本来、刃を3本に1本上目を余分に削って刃の長さを短くして、刃の引っかかりを良くすることによって、
切れる速さを良くしております。
しかし、その反面刃が踊りやすかったり、切れ肌が若干落ちるデメリットがあるため、
すべて、刃の高さを揃えた「特注目」をお願いしておりました。
その工場に伺った時、どうやって上目の高さを変えているのか?見ることができました。
簡単な構造でした。刃を送るピッチゲージが3本に1本刃の切り込みストッパの位置を深めにして、余分に削っているだけでした。
しかし、1枚の刃を作るにもかなりの工程があるのにも関わらず、1枚数百円でよくできるものだなぁ〜
と、感心させられました。
当時、生前の父にその話をしたら、
「俺たちはいかに刃の高さを揃えるかが仕事の良い悪(あ)しなのに、わざと刃の高さを変えるなんて・・・考えられない。」
なんて言っていましたが、その目立てをした鋸を使われている大工さんは、
「俺が一回上目を跳ねた方がよく(速くという意味の)切れる。」
なんて言われていましたが、逆に自分がその大工さんに
「でも、切れ肌が違うでしょ?」
と、言い返すと、
「それを言うな!」
と言われました。
それではまた。
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