先日お客様の作業場に寄ったら留守だったので、別のところに入ったら留守だった大工さんから電話が掛かってきました。
「今寄った？近くにいたら戻ってきて、飯田の直角二面の送りが途中で止まっちゃうんだけど。」
「了解です。すぐに戻ります。」
機械を見ると材料を送るベルトがツルツルなので、洗浄液で洗ってみます。
すると途中で「シュルシュルシュル」と異音がしながら止まってしまいます。
機械の狭い裏側に回ってカバーは外すと送りモーターのVベルトが空回りしています。
普通はこれを「ベルトが伸びた」と言う表現をしますが、
実際には伸びません。でも、伸びたように見えます。
実はVベルトは磨耗と圧力で巾（斜め部分）が痩せるんです。
痩せたことによりプーリー溝を少しインコースを通るためにベルトの長さが余ってしまいます。
そのために伸びたと錯覚してしまいます。
でも、プーリー間を伸ばせば事は解消します。
今回はモータープーリーを少し移動して無事完了。
傾斜盤の刃の相談を受けチップソーの購入していただき、取り付けたら傾斜盤のベアリング不良も発覚。
次回交換に伺います。
それではまた。
追伸：明日は特別ゲストがお見えになる予定です。決してピヨ三郎Ｚさまではございません。
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