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今週の問題(ヤスリより狭い目を摺れ)

先日、かたさんさまとのコメントのやり取りの中で鋸目立の親方でもある父から
「ヤスリより狭い目を摺れ。」
(両刃鋸の横目を摺り込む時の場合です。)と、言われましたことを書き込みました。
現段階では詳細を明らかにしていませんが、
鋸目立の意味が分からないと先に進めませんので、まずは意味を順に説明させていただきます。
ヤスリ=断面がひし形の手鋸を摺る(鋸は研ぐとは言わず”摺る”と言います。)ヤスリのことです。
狭い目=正確には”目”は鋸の中の1本の刃のことになりますがこの場合は”目と目の間を狭く”と言う意味になります。
目立ヤスリはコバ(一番薄い部分の先端)にも刃が刻んであるので、刃を深く摺ることが出来ますが、
コバ方向に力を入れて摺ると両端に挟まってしまうため、きしんで目立ヤスリが動かなくなります。
そのため目立ヤスリは広い面に強く押し付けながら微妙にコバ方向にも力を入れながら摺りこみます。
でもどうして父がこんなことを言ったか?(これは父の親方も言っていたようです。)
当時、表の意味はすぐに理解できました。またその言葉の中にある本当の意味も分かりました。
しかし、その言葉の期待に沿えるような感じにはなかなか出来ません。
でも、ある鋸の時は出来ました。


それでは問題です
1.どうやったらヤスリより狭い目が摺れるのでしょうか?
2.また、この言葉の裏にある意味は何でしょう?
3.それから出来た”ある鋸”とは一体どんな鋸だったでしょうか?
解答は、また来週!
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目立の画像がないので拾い物のリンクを載せておきます。
http://www.geocities.jp/kinomemocho/hamono_noko_metate.html
ちなみにこの方と何度かお話をしたことがあります。
http://www.city.kawasaki.jp/280/cmsfiles/contents/0000019/19987/H10_1_Ishii.pdf#search='%E7%9B%AE%E7%AB%8B%E3%81%A6'
この切替もよくやらされました。とてもしんどい作業です。


これらの画像や動画はあまり参考にならないと思いますが、自分が見習いの頃は、もっともっとパワフルでした。


それではヒントです。
金属製の鋸をヤスリで削ることは、鉄を鉄で削ることですから鉄工ドリルで鉄板に穴を開けることに似ています。
鉄工ドリルで早くたくさん開けるためにはどうするか?