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プラスネジについて その4

今までビスの+穴に観点を置いて来ましたが、今回は逆の見方をしてみます。
コーススレッドにビスを入れたときにガタがないほうが滑りにくいはずです。
同じコーススレッドの+穴にどんなビットが一番ガタが少ないか?検証してみます。

左から順に
ベッセル片差ビット・マキタインパクト付属ビット・ベッセルメッキビット・ベッセルメッキなしビット
前回、ボードビスを行った方法と同じやり方で、コーススレッドに差してガタを見ます。

結果は
・ベッセル片差ビット=4mm
・マキタインパクト付属ビット=1mm
・ベッセルメッキビット=5mm
・ベッセルメッキなしビット=3mm
ここでマキタのビットだけが極端にガタが少ないんですが、これはナック社製のものになります。
以前も書き込みましたが、ナック社の直接販売してる+ビットはマキタに卸しているものと違います。
+ビットには、そもそも+穴に対して入れやすく外しやすくするために”公差”が用いられています。
公差と言うのは、実際と全く同じ大きさ・形状にすると微妙な埃で入らなかったり、抜けなかったり
あるいは歪や傷によってうまく入らない場合もあるために、少しだけ実寸法よりも小さくする差のことです。
市販のビットはほとんど公差が3%だそうですが、ナック社がマキタブランドで製作しているものだけ
公差を1%にしているとナック社から伺っております。
そのために今回の検証結果の数値が少なかったことになります。
続く
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