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懐の狭いマキタインパクトのフック

こちらはマキタのお膝元。
だから充電工具は完全にマキタの一人勝ちなんですが、これは地元だからではないんです。
プロ用の充電工具を最初に発売したのはマキタなんです。
最初はオレンジ色の7.2Vのドリルモデル6010DW。
最初だから当然一人勝ち。
他のメーカーも黙って指を咥えていませんから、日立も松下も発売しリョービは松下のOEMで始めました。
最初のころは松下がいつも機能的に2〜3年進んでいました。
しかし、金物店や工具屋にはサービス網がなく、性能の割りに売れませんでした。
最初にインパクトドライバーを発売したのは日立でWH8DA。
無段変速もなく、テクス向けに発売しました。
しかし、木ネジの使うと調子が良いが変速がないので使いにくいとのことで無段変速タイプのWH8DBが発売。
この機種が本来の第1号の木ネジ向けの充電インパクトドライバーでしょう。
マキタは遅れてインパクトドライバーを発売しましたがバッテリが違うし機能も遅れて売れません。
やがてリチウムイオンバッテリだけは業界で始めて発売しました。
発売当初リチウムバッテリは軽いのにパワーがあったので、当然好評だったんですが、
使用者はそのように語らず、別な言い方で
「マキタのインパクトは調子が良い!」(本当は「リチウム電池が調子が良い」です。)
それを耳にされる方はマキタを買います。
こんな調子で地元ではマキタが市場を大逆転して現在に至っております。
しかし、今では当たり前のフックが付くまでかなりの年数が掛かりました。
前置きは長くなりましたが、先日あるお客様が
「このフック何とか広くならんのか!」
と、お叱りを頂きました。
この件につきましては、言われなくても存じております。
付属のフックはバネ材で作ってありますので無理に曲げると折損します。
ですから懐の広いフックは別に作る必要があります。
あまり予算はかけられませんので、今回はこれを使います。

これは金折隅金75mmです。これはこのように曲げます。

これでそのままマキタのインパクトドライバーに付きます。


ちょっと曲がりやすいですが、反面、自由に幅を変えられます。
お客様には一応合格を頂きましたので追加注文を3個頂きました。(1個300円でしたが)
それではまた。
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