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新製品徹底研究(マキタ充電マルノコ)その2

新型の自動変速装置について
まだ、実際に使ったわけではないですが、今回の自動変速はスクーターのような自動変速とは違います。
一定以上の負荷が掛かると回転数が少し落ちる方法を取っています。
カタログでは負荷の小さい時は高速切断、負荷が大きい時はパワフル切断となっていますが、
パワフルと言っても力が出るわけではないはずです。
恐らく設定回転数を落としているだけだと思います。
どんな感じかと言いますと、たぶん電子マルノコに近い方法で負荷が掛かるとパワーを落として、モーター焼けとバッテリ焼け
また電極焼け対策のような気がします。
元々ブラシレスモーターはサイリスタ制御を取っています。
サイリスタとはダイオードにスイッチが付いたようなものです。
ブラシレスモーターの中には6つのコイルがあり、そのコイルに順番に電気を流すことにより、モーターが回転します。
その6つのコイルに電気を流すために電気を開閉しているものがサイリスタです。
サイリスタ半導体で出来ており、半導体は高電圧に弱い欠点があります。
今まで発売されてきたブラシレスモーターの電動工具のほとんどは、
コンプレッサーやインパクトドライバーのようにモーターがロックしない機種でした。
ブラシレスモーターがロックするとサイリスタの負担が大きくなるため、サイリスタが焼けやすくなります。
今回の自動変速機能はその対策と思われます。
数年前まではブラシレスモーターは電動工具には使えないと言われていましたが、
技術も進み、サイリスタの特性もよくなったので、ある程度は使えるようになってきたとは思います。
しかし、今回の機種で問題が出るか?出ない?かは分かりませんが、出るものであれば、クレームで無償対策をしていただけるでしょう。


そう言えば10年以上前にリチウムイオン電池は温度上昇率が高く、負荷の大きい電動工具には使えないと言われていましたが、
技術も進み、噂を覆した経歴もあります。
今度の機種はどうなるか?
勇気を持って使っていただけるユーザー様方に掛かっているでしょう。
それではまた。
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