PVアクセスランキング にほんブログ村

久し振りのSPロール交換


この日は何年か振りに三相の自動カンナの送りローラーをガンギタイプ(鉄のギザギザタイプ)から
SPロールに交換します。
SPロールに交換される方の理由はみんな同じ。
削りこみ量が小さい時、あるいは削れない部分がある場合、
ギザギザの痕が削りそこなった面に残り、そのまま鉋仕上げすると後日ローラーで凹ませた部分が
逆に膨らんでしまうのを防ぐためです。
ですから新品の自動カンナを納める時、
「オプションでSPロールに変更しますか?」
と確認すると仕上げをかける作業をされるからは大半の方が交換します。
SPロールのメリットは他に分違いの木材を一度に3本以上削ってもローラーの高さが個々に変わるので
ほとんどすべての木材を均等に押さえます。


それでは古いガンギローラーを抜きます。

新品のSPロールと比べてみます。

今後は新品のSPロールを挿入します。

SPロールは掛かりが少なくても滑りにくく、掛かりが大きくても縮んでくれるので
調整範囲が広くて修理屋は正直歓迎です。
材料を投入しても軽く入ってスムーズです。


でも、欠点もあります。
ます、寿命があること。
ゴム製品ですから、10年は持ちますが、20年くらいで経年劣化します。
使用量が多いと10年くらいで摩耗して使えなくなることもあります。
ただし分割タイプなので、部分交換も可能のようですが
現在、交換をしたことがないので、良く分かりません。
中途半端な終わり方ですが、よろしくお願いします。