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先週の解答(ブレたスライドマルノコ)

それでは、早速先週の解答をいたします。


先週の問題は

このスライドマルノコを監督さんが大工さんから借りて刃がブレるようになってしまい、
そのスライドマルノコの故障した原因なんですが、

1.監督さんが、何をして刃がブレるようになったか?

2.スライドマルノコのどこが悪かったのか?

でした。


まず、1の何をしたために壊れたのか?
それは胴縁を切っただけなんですが、3本重ねて切られたようです。
2本だったら良かったんですが、3本だと

一番上の胴縁が右定規に掛からず、左定規に微妙に掛かります。
すると、少し切った時にチップソーが左手で押さえている部分を軸に時計と反対周りに旋回し
チップソーを歪ませてしまいます。


次に2のどこが壊れたか?
今回のスライドマルノコには純正の厚刃のチップソーが付いていました。
板の強度が十分ありますのである程度の不可抗力にはある程度対応できるかもしれませんが
今回のスライドマルノコは深切タイプ。
深切の場合、フランジが小さいためにフランジの耐久力に問題があります。
本来、フランジが悪いと確定していれば、フランジを取り寄せて交換して終了ですが
フランジが悪いかどうか変えてみないと分かりません。
そのため、新品の機械から部品を外して修理品に付けてみて
それで異常がなければ修理終了になります。

今回はフランジの表裏を交換したらブレが止まりましたので、フランジ不良が確定となりました。
修理が早かったのは、そこに理由がありました。


明日は問題ではなく、素朴な疑問をお願いします。