今回は、意外な方から大工道具の引き上げ依頼がありました。
その方は私よりも10歳以上若い方。
2年近く前に請負業に転向し、道具をすべて置いた。
請負った工事の大工工事はそれまで一緒に大工工事をしていたいわゆる「お連れ」さん。
道具は使わないからと欲しいだけ差し上げたらしい。
長い付き合いで信用があるからと常傭で任せた。
ところがお施主様に引き渡すとクレーム続出。
事情を話して、手直しをお願いすると「忙しくていけない。」の一点張りのようで、
仕方なく大工道具を置いたはずの社長が大工経験を活かして、事を収める。
それから半年くらい経ってからの先日電話が掛かってきました。
「この前、話した道具の買い取りの件（記憶にございません）ちょっと見てほしいけど。」
確か、全部処分したなんて言っていたと思っていたが、とりあえず即日、伺う。
コンプレッサーや高圧釘打機はなかったが、それ以外の道具は残っている。
それ相応の金額を決めて買い取るが、
「こんなことなら、最初からトシカネに売っとけば良かった・・・。」
「前の大工さんにはあげちゃったの？」
「あんなヤツとは思わんかったから・・・。」
「モノをあげるのはいいけれど、それを何とも思わない人はあげちゃダメですね。」
「アイツ仕事もそうだから・・・。いい勉強になったね。」
と言うことでこの日はこれだけ。
あとは足場とか脚立が入ってくる予定にございます。
