昨日、楽器職人さんの工房に修理に行ったとき
「デウォルトの自動鉋ってどうなんですか?」
「基本的に日本に販売網がありませんので(販売店はあるようですが卸はしていないと思います)故障時は自力修理となります。」
とりあえず部品は個人輸入で入手できないことはないですから良いですが
直るかどうか不明な部品を取り寄せるのは博打です。
交換して直る保証のなければ、正規に取りつく保証もありません。
日立やマキタの部品でも数%は設定変更などで部品が合わないことがあります。
欧米の電動工具ならまだましですが問題は中国製の電動工具。
中国製の電動工具は、ほとんどが日本の商社が中国で日本版の電動工具を製作依頼し
それを日本で販売しています。
日本製よりもかなり安いですが、品質も同様に安い。
「補償期間中は無償で修理します」
との謳い文句が書いてありますが、ほとんどが虚実。
正しくは「補償期間中は無償で交換します」
部品の用意は、ほぼありません。
修理センターもありません。
あるのは問い合わせ先のみ。(これさえもない商社もたくさんあります)
結論として、中国製電動工具は故障したら廃棄。
でも、こんな問い合わせが販売していないのに当店に来ます。
中国製品持ってきて「これが動かないんですがどこが悪いんでしょう?」
「これは中国製だから部品入手不可のため修理ができません。」
「そんなことは聞いていません。どこが悪いんですか?」
「調べても修理できないですから意味が無いと思います。」
「そう言われたらしょうがないな。」帰り際に「やっぱりか。」
でも、いつも突っ張ってばかりはいられません。
その昔マルノコ盤が動かないとのことで見に行くと案の定中国製でしたが
スイッチ不良だったので既製品のスイッチを付けて使えるようにしました。
それが数年後、「変な音がして、使うと刃が止まっちゃう。」
これはほぼギヤ不良なので、修理不能となります。
最善の方法として、付いているチップソーとスタンドを利用してマルノコ盤部分だけ日本製と交換する。
担当の大工さんに提案すると「社長にどういえば良いかな?」
と言われますので、「自分が社長と直接話をします。」で決着。
社長に電話して事情を話すと即決。