先日マキタのインパクトドライバーが動かないと持ち込まれたTD134DX2。
直感で「カーボンブラシが悪い。」と答えると
「カーボンブラシなんてあるの?」
と言われましたので、モーターのお尻の部分を殴ると
ウイイイイイイイイ~ン。
「どこかの若い衆みたいに体罰を加えると言うことを聞くでしょ?」
「それは俺だ!」
月並みの小話でしたが、ブラシレスモーターではないブラシありモーターは
カーボンブラシが正常でないと仕事をしません。
回転不良があったり、動かない時は
カーボンブラシに原因があることが一番多いんですが、
その時に「カーボンブラシが悪い!」と言うと
「見た!」とか「まだある!」と返されることが多く、
まだまだ理解が得られていません。
「カーボンブラシが寿命」とか「カーボンブラシが短い」と言ったなら分かりますが
あくまでも「カーボンブラシが悪い」と言う拡大解釈で考えていただきたい。
カーボンブラシが悪いと言うのは
1.カーボンブラシの長さが短い、という以外に
2.スプリングが鈍ってカーボン部分を押さない
4.カーボンが変形してアマチュア方向に進みづらい
5.ブラシホルダが変形してカーボンが進まない
6.ブラシホルダの電極が外れている あるいは切れている
それ以外に稀ですが
7.カーボンブラシの蓋が緩んでいる
8.カーボンブラシが片方しか入っていない
それらの理由がありますから
「カーボンブラシが悪い」と言います。
そのあたりのご理解を願います。
それからカーボンブラシの長さが短くなって使えない時の裏技を一つ。
あくまでもカーボンが正常に摩耗した時、限定ですが
カーボンブラシを外して撚りが掛かっている銅線の撚りを戻します。
すると銅線が1~2mm長くなりますので、その日の作業くらいなら使えます。
もちろん作業後にはカーボンブラシを交換してください。
お詫び:朝自動設定してあったはずなのに記事が公開されていませんでした。
今回は当方のチェックを怠ったためにご迷惑をお掛けしました。
申し訳ございません。